2025年05月18日

ミニPC NiPoGi E3Bは4種類もあるけどどれを選ぶ?

最近のYouTubeで案件動画が多く公開されている、NiPoGiのE3Bについて紹介しようと思います。

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スペックは以下の通りです。

ブランドNiPoGi
型名NiPoGi E3B
OSWindows 11 Pro
CPUAMD Ryzen 7 5700U or Ryzen 7 5825U or Ryzen 5 7430U
グラフィックスAMD Radeon Graphics
メモリ(RAM)16GB or 32GB DDR4 3200※最大64GBへの拡張可能
ストレージ(ROM)
512GB M.2 2280 SATA SSD※M.2 SSDを増設可能
対応通信規格Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、RJ45 有線LAN
インターフェース【正面】
・電源ボタン
・3.5mmオーディオジャック
・USB Type-A 3.2 Gen 2 ×2
・USB Type-C (4K@60Hz, PD出力)
【背面】
・ケンジントンロック穴
・USB Type-A 3.2 Gen 1 ×4
・RJ45 LANポート
・DP(ディスプレイポート)1.4
・DC電源ポート
・HDMI 2.0
本体サイズ12.8×12.8×4.13cm
本体重量
約541g

アマゾンで購入可能なのは、以下の4種類です。
違いはCPUとRAM容量のみで、それ以外は共通仕様です。

5700-16.jpg

5825-32.jpg

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7430-32.jpg

CPUの比較表は以下の通りです。

スクリーンショット 2025-05-18 091426.png

シングルスコアー、マルチスコアーともに、Ryzen 7 5825Uが最も高いですが、抜きん出るような性能差は無さそうで、どれを選んでも大差ないでしょう。ただCPUの発売時期がもっとも新しいRyzen 5 7430Uを選ぶという選択が自分的には良いかと思いました。

なので自分の選択は、Ryzen 5 7430U 16GBです。
開封レビューは過去記事を見てください。


何といっても比較的実用になるミニPCで価格が安い点が注目点です。
とは言え、ミニPCに詳しい人からすると物足りないスペックであることも事実です。

そういう意味で、メモリは32GBに増設、1TBのM.2 NVMe SSDを増設して、NVMeから起動するのが良いでしょう。
どの程度の性能アップになるかは過去記事を見てください。


ということで、

NiPoGi E3Bは安く買って、メモリとNVMe SSD追加してNVMeから起動するようにWindows 11 24H2をクリーンインストールするのが良いかと思います。

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ただし、格安ミニPCなので以下のイマイチな点を許容する心構えが必要です。

・Windows 11 ProはVolumeライセンス
・SATA 512GBのスロットはNVMeに対応していない
・WiFiのリンク速度は600Mbps
・メモリはDDR4-3200
・CPU温度は比較的高くなる 約85度 スロットリングは無い
・GPU性能は低い
・BIOSのGPUメモリ割当は512MB固定
・BIOSのセキュアブート設定はデフォルトでオフ
・LANポートは1Gbps
・前面のUSB Type-Cは10Gbps、背面のUSB-Ax4は5Gbps

以上、参考まで。
posted by 気持は30代 at 10:20| 山口 | Comment(0) | NiPoGiE3B | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年05月11日

NiPoGi E3B-7430U メモリ&NVMe SSD増設で性能爆上がり!?

ThinkPad E595の代替え用に購入したのがNiPoGi E3B-7430Uですが、内部を見るとメモリとM.2 SSDに追加増設用のスロットが存在します。↓

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増設前

ということで、DDR4-3200 16GBのメモリとM.2 NVMe SSD 1TBを増設してみました。

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増設後

単に増設するだけでは、メモリがデュアルチャンネルになって高速化して、データドライブが追加されるだけです。
それだと性能向上の意味がないので、起動ドライブをNVMe SSDにして、SATA SSDをデータドライブにしました。

当然ですが、Windows 11 24H2をNVMe SSDにクリーンインストールしています。

製品スペックは以下の通りです。↓

ブランドNiPoGi
型名NiPoGi E3B
OSWindows 11 Pro
CPUAMD Ryzen 5 7430U (CPU Markスコアはマルチ 17058
シングル 3102)
グラフィックスAMD Radeon Graphics
メモリ(RAM)32GB DDR4 3200※最大64GBへの拡張可能
ストレージ(ROM)
Cドライブ 1TB M.2 2280 NVMe SSD
Dドライブ 512GB M.2 2280 SATA SSD
対応通信規格Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、RJ45 有線LAN
インターフェース【正面】
・電源ボタン
・3.5mmオーディオジャック
・USB Type-A 3.2 Gen 2 ×2
・USB Type-C (4K@60Hz, PD出力)
【背面】
・ケンジントンロック穴
・USB Type-A 3.2 Gen 1 ×4
・RJ45 LANポート
・DP(ディスプレイポート)1.4
・DC電源ポート
・HDMI 2.0
本体サイズ12.8×12.8×4.13cm
本体重量
約541g

Speccyはお使いのPCのハードウェア構成やソフトウェアに関する詳細な情報を、分かりやすいインターフェースで表示してくれます。
RAMは32GBデュアルチャンネル動作で、NVMe SSDもキチンと認識しています。
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Speccy

どの程度性能向上したか?

以下のベンチマークで検証しました。

MaxxMemmは、コンピュータのメモリ(RAM)の性能を測定するためのベンチマークソフトウェアです。具体的には、メモリの帯域幅(どれくらいのデータを高速に読み書きできるか)やレイテンシ(データの読み書きにかかる遅延時間)などを数値化して評価します。
増設前増設後
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24.5%の速度向上

CrystalDiskMarkは、パソコンに内蔵されているストレージデバイス(HDD、SSDなど)の読み書き速度を測定するためのベンチマークソフトウェアです。
増設前増設後
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約5倍の速度向上

PerformanceTestはPCのCPU、メモリ、2D/3Dグラフィックス、ディスクなどの主要なハードウェアコンポーネントの性能を個別に、または総合的に測定し、数値化します。
増設前増設後
2025-05-08 (6).png2025-05-16.png
1.7倍のスコア向上

Antutuはデバイスの処理能力、グラフィック性能、メモリ速度、ユーザーインターフェースの快適さなどを総合的に評価し、スコアとして表示します。
増設前増設後
2025-05-08 (16).png2025-05-09 (5).png
1.15倍のスコア向上

ドラゴンクエストベンチマークは、お使いのパソコンで「ドラゴンクエストX オンライン」がどの程度快適に動作するかを測定するためのソフトウェアです。
増設前増設後
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1.65倍のスコア向上

ということで、

メモリ増設によってデュアルチャンネル動作でメモリ速度が高速になったことと、起動ドライブがSATA3からPCIe3.0x4と高速動作になったことで、体感的にも快適度は爆上がりした感じです。

NiPoGi E3Bシリーズを持っている人には、お勧めのカスタマイズになりました。

以上、参考まで。
posted by 気持は30代 at 06:29| 山口 ☁| Comment(0) | NiPoGiE3B | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年05月09日

鬼コスパなミニPC NiPoGi E3B-7430Uを開封レビュー!?

最近、中国のミニPCブランド「NiPoGi」が注目を集めています。
NiPoGIはコンパクトサイズに対して優れた性能を発揮するミニPC「NiPoGi E3B」を販売しています。
CPUにAMD Ryzen 7 5700UまたはRyzen 7 5825UまたはRyzen 5 7430Uを内蔵していて、一般的なPC作業は難なくこなせる性能を備えていて、最低16GB DDR4メモリおよび512GB SSDを備えたうえで3万円台前半からのリーズナブルな価格を実現しています。↓

スクリーンショット 2025-05-08 124652.png
NiPoGi E3B-7430U タイミングによっては34,800円くらいで購入できます

NiPoGi E3B-7430Uのスペックは以下の通りです。

ブランドNiPoGi
型名NiPoGi E3B
OSWindows 11 Pro
CPUAMD Ryzen 5 7430U (CPU Markスコアはマルチ 17058
シングル 3102)
グラフィックスAMD Radeon Graphics
メモリ(RAM)16GB DDR4 3200※最大64GBへの拡張可能
ストレージ(ROM)512GB M.2 2280 SATA SSD
拡張用スロットPCIe 3.0 M.2 2280 ※最大2TBの拡張可能
対応通信規格Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、RJ45 有線LAN
インターフェース【正面】
・電源ボタン
・3.5mmオーディオジャック
・USB Type-A 3.2 Gen 2 ×2
・USB Type-C (4K@60Hz, PD出力)
【背面】
・ケンジントンロック穴
・USB Type-A 3.2 Gen 1 ×4
・RJ45 LANポート
・DP(ディスプレイポート)1.4
・DC電源ポート
・HDMI 2.0
本体サイズ12.8×12.8×4.13cm
本体重量
約541g

本日は自腹購入したE3B-7430Uを開封レビューします。

パッケージは実にシンプルで、派手さが無くミニPCとは思えない粗品感です。↓

写真
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パッケージ表

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パッケージ裏

同梱品は以下の通りです。↓

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本体、電源アダプタ、電源コード、ブラケット、ネジ類、説明書

外観を見ていきましょう。

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上面

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正面

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右側面

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背面

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左側面

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底面

では電源を入れて、初期セットアップです。

ネットにつながずローカルアカウントでセットアップします。↓

1.OS初期起動のユーザー作成時にインターネットを切断しておきます。

2.Shift+F10を押してコマンドプロントを開きます。

3.コマンドプロントに”cd oobe”と入れてエンターキーを押します。

4.続けてコマンドプロントに"BypassNRO.cmd"と入れてエンターキーを押します。

5.これで再起動されるので、引き続きユーザー設定を進めていく。

6.インターネット接続を要求される時があるので、その時にインターネット回線を切断します。

その後”インターネットに接続していません”を選択します


するとローカルアカウントに必要な情報(ユーザー名、パスワード等)を求められるので入力します。

これでローカルアカウントを作成することができます。


コマンドプロンプトから「slmgr /dli」でライセンス形態を確認します。

スクリーンショット 2025-05-08 184120.png
ハズレを引いてしまいましたね。
ネットでレビューされているものは、メーカー提供品だからOEM版なのね。
メーカーから直接またはアマゾンで購入してメーカーに連絡して対処しましょう。

ネットにつないでアップデートを実行します。

Windows Updateは、1時間程度掛かるのでそのつもりでやりましょう。

メモリとストレージを確認します。

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メモリは16GB1枚でシングル動作でした

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ストレージはSATAの512GBでした

各種ベンチマークソフトを実行します。

2025-05-08 (8).png
CrystalDiskMark

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MaxMemm

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PerformanceTest

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Antutu

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GeekBench6

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ドラゴンクエスト

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FF14

2025-05-08 (21).png
FF15

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Cinebench R15

2025-05-08 (23).png
Cinebench R23

最期に底面のネジを外して内部を見て、拡張性について確認します。

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メモリは16GBが1枚、M.2 SATA SSD 512GB

メモリは増設可能だし、NVMeのSSDも追加できますね。
次の投稿では、メモリ32GB化とNVMe SSD 1TBからの起動を予定しています。

ということで、初めて使ってみて良かった点とイマイチな点を書いておきます。

良かった点
・ミドルレンジクラスの快適な性能
・USBを6ポート搭載など豊富なインターフェース
・3.4万円という鬼コスパ

イマイチな点
・Windowsライセンスがボリュームライセンス
・グラフィックスメモリ量512MBが変えられない
・メモリがシングルチャネル
・ストレージがSATA
・USB Type-Cポートが1つ
・SSDスロットは追加部分のみNVMeを認識、SATAをNVMeに換装は認識しない

開封レビューをまとめると、

よくAlder Lake-N150のミニPCがコスパ最高などと無責任なレビューをする人がいますが、CPU Mark値がマルチ5535、シングル1912程度では使えはしても快適に使える訳がないです。それに比べて、プラス1万円するだけで快適に使えるNiPoGi E3B-7430Uこそ、真の鬼コスパなミニPCと言えるでしょう。

ミニPCの購入を考える人で、コストを抑えたい人にお薦めです。

以上、参考まで。
posted by 気持は30代 at 10:42| 山口 | Comment(0) | NiPoGiE3B | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年05月05日

ミニPC NiPoGi E3B-7430Uを購入手続きした!?

ノートPC ThinkPad E595の調子があまり良くないので、代替えのPCを探してみました。

ただし今度はミニPCが前提です。

その理由は、

・新品購入するにもノートPCだと実用出来そうなものは10万円程度するので無理
・実用最低レベルはPassMarkのCPU Markが15,000ポイント以上だと思っている
・ミニPCで使えるキーボード&マウスとディスプレイとSSDが余っている
・ミニPCだと3万円台前半で実用可能な製品がある

そんな条件で格安なものを探して、見つけたのがNiPoGi E3B-7430Uです。↓

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目立ちすぎない見た目も好きです。

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豊富なUSBポートはハブ要らず

スペックは以下の通りです。↓

ブランドNiPoGi
型名NiPoGi E3B
OSWindows 11 Pro
CPUAMD Ryzen 5 7430U (PassMarkはMultithread Rating 17058
Single Thread Rating 3102)
グラフィックスAMD Radeon Graphics
メモリ(RAM)16GB DDR4 3200※最大64GBへの拡張可能
ストレージ(ROM)512GB M.2 2280 SATA SSD
拡張用スロットPCIe 3.0 M.2 2280 ※最大2TBの拡張可能
対応通信規格Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、RJ45 有線LAN
インターフェース【正面】
・電源ボタン
・3.5mmオーディオジャック
・USB Type-A 3.2 Gen 2 ×2
・USB Type-C (4K@60Hz, PD出力)
【背面】
・ケンジントンロック穴
・USB Type-A 3.2 Gen 1 ×4
・RJ45 LANポート
・DP(ディスプレイポート)1.4
・DC電源ポート
・HDMI 2.0
本体サイズ12.8×12.8×4.13cm
本体重量
約541g

製品レビューを探してみると、この製品には多少の問題もあります。

・標準搭載SSDがSATA 512GB(NVMeではないのが残念)
・標準搭載RAMがDDR4 3200 16GB(規格と容量が残念)
・本体上面の凹凸に埃が入ると目立ち易い
・底面のカバーが外し難い
・ライセンスがボリュームライセンスのものが有るらしい

ということで、

多少の問題はありそうでも、3万円台前半で購入出来て実用になるならまぁ良いかな。

今週中には届くと思うので、届いたら開封レビューしようと思います。

以上、参考まで。
posted by 気持は30代 at 16:55| 山口 | Comment(0) | NiPoGiE3B | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする