久しぶりにハイエンドなAndroidタブレットを購入しました。
Xiaomiのハイエンドの箱は黒がその象徴です。
同梱品は本体とイヤホンアダプタとSIMピンと簡易説明書だけです。
Xiaomiから2021年10月に中国で発売された高性能なAndroidタブレットで、Pad 6や6 Proが発売されたものの思っていたよりも残念なスペックだった影響もあってか、中古市場でもなかなか見つけられない希少なものだという印象があります。
主な仕様は以下の通りです↓
| Xiaomi Pad 5 Pro 5G |
OS | MIUI 14 Android 13 |
RAM | 8GB LPDDR5 |
ストレージ | 256GB UFS 3.1 |
プロセッサ | Qualcomm Snapdragon 870 |
ディスプレイ | 11インチ WQHD+ 120Hz LCD |
スピーカー | 8スピーカー(Dolby Atmos対応) |
サイズ | 254.69 x 166.25 x 6.86mm |
重量 | 515g |
メインカメラ | 50MP+5MP (深度) |
フロントカメラ | 8MP |
バッテリー | 8600mAh 64W急速充電対応 |
GPS | GLONASS, GALILEO, QZSS |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac/6, dual-band |
SIM | GSM/CDMA/HSPA/EVDO/LTE/5G |
生体認証 | 指紋認証、顔認証 |
日本国内で発売されてるXiaomi Pad 5との違いは青色の部分ですが、まさにその部分がPRO 5Gたる所以です。
まずは外観から、
背面はXiaomi Mi 11 Proのようなカメラですが、背面はマットで良い感じです。
上面には電源ボタン兼指紋認証センサー、スピーカー、マイク穴があります。
下面にはスピーカーとType-Cポートがあります。
右側面には音量ボタン、マイク穴、スタイラスペン用磁石があります。
左側面にはSIMスロットとキーボード用のピンがあります。
ベゼル幅は適度にあるので、持った時にも誤操作は少なそうです。
総合的に外観は高級感があり、スクウェア形状やベゼルが最新のタブレットと感じさせてくれます。
ここからは使ってみて驚嘆した10点について書き留めておきます。
@ディスプレイ
Aスピーカー
Bベンチマークスコアー
Cバッテリーの持ち
DMIUI14+Android13
EWideVine L1対応(プライムビデオ高画質)
F指紋認証と顔認証のレスポンス
G67W急速充電
H5G対応
IGPS対応
ではひとつひとつの解説です。
@ディスプレイ
解像度はWQHD+(2560x1600 275ppi)と十分すぎる精細さですが、OLEDではなくIPSということで残念な印象を持ちがちですが、輝度といいコントラストといいXiaomi Mi 11 ProのOLEDから見劣りする感じが全くないです。
高解像度でかつHDR 10対応と非常に高い性能のディスプレイを搭載していることで、映像コンテンツの再生クオリティは抜群です。
リフレッシュレート120Hzと相まって快適なスクロールの視認性です。
Aスピーカー
8つのスピーカーを搭載しているのもPro版固有のもので、再生時には上下左右から迫力のある音が発せられるのも良い感じです。
DolbyAtmosにも対応してイコライザー設定したスピーカーは他のタブレットに比べると解像度と音場表現に優れており、外部スピーカー無しでYOASOBIのアイドルも臨場感たっぷりに楽しめました。
Bベンチマークスコアー Snapdragon 870を搭載したタブレットは発売時には他になく、圧倒的なベンチマークスコアーをたたき出します。
Xiaomi Mi 11 ProのSnapdragon 888をも凌ぐスコアーです。
GeekbenchでもSnapdragon 888並みのスコアーです。
Cバッテリーの持ち
8600mAhという容量は11インチのタブレットとしては一般的な容量ですが、バッテリー持ちに関しては申し分ない感じです。
PCMARK for Androidでバッテリーテストを10時間流してみましたが、バッテリー残量は50%残っていました。
バッテリーの減りの遅さに驚きました。
DMIUI14+Android13
発売してから順調にアップデートを重ねることで、現在はMIUI14+Android13と最新のOS環境になっています。
Xiaomi Mi 11 Proと変わらず慣れているのでその使い易さはピカイチです。
EWideVine L1対応(プライムビデオ高画質)
発売直後のレビューなどではWideVine L1には対応しているものの、アマゾンプライムでは高画質再生が出来ないという状況でしたが、今現在は問題なく高画質再生できています。
F指紋認証と顔認証のレスポンス
電源ボタン兼指紋認証のボタン位置が縦持ち前提なのは多少の違和感はありそうですが、左右の人差し指で認証することに慣れると違和感なしで使えています。
Xiaomi Mi 11 Proの画面内指紋認証とは違って物理ボタンのレスポンスは良好ですし、顔認証も縦横関係なく快適に認証してくれるので使っていて全く不満はありません。
G67W急速充電
充電器が付属していなかったのですが、Xiaomi Mi 11 Proの67W充電器がそのまま使えるだけでなく、キチンと67Wで約1時間で満充電できるので快適です。
H5G対応
試しにIIJmioのSIMを挿して使ってみましたが、何の問題も無く使えました。
当たり前かと思いますが電話をしてみると、音声通話には対応していないことが分かりました。
IGPS対応
有名メーカー製のタブレットではGPSが省かれることが多いようですが、これがないとナビとしては役に立たないのであって良かったです。
Xiaomi Pad 5 Pro 5GはGPS等での位置情報計測に対応しており、みちびき (準天頂衛星システム:QZSS) もバッチリ掴めます。
TTFF (初期位置算出時間) も数秒程度とそこそこの速さです。
ただし、他のXiaomi Mi 11 Proと比べると屋内では掴みにくく時間がかかりました。
以上10ポイントを見てきたように、
エントリータイプやミドルクラスの中華タブレットとは比べ物にならない品質と性能を再認識しました。
また有名メーカーのハイエンドタブレットにも引けを取らないほどで、買って本当に満足できる性能と使い勝手の良さを実感しました。
これからタブレットを買いたいと思う人には、一番にお薦めしたい製品です。
以上、参考まで。