2024年06月14日

Xiaomi Pad 5 Pro 5G HyperOSで英数字フォント変更に成功!?

Xiaomi Pad 5 Pro 5Gについては、もともと中国国内版のみ販売されていて、それ故公開されたHyperOSも中国版しか存在しません。↓

hyperchina.jpg

HyperOS V1.0.3にROM焼きして、Magiskでroot化して、日本語化モジュールとフォント変更モジュールを適用してきましたが、問題点がひとつだけどうしても残っていました。

それはAndroPlusさんが公開されているMagiskモジュールを変更して、自分の好みのフォントに置き換えて使っても、英数字がMiSansフォント意外に変更出来ないという問題でした。

(MIUI14では問題が起きないし、HyperOSでの解決法は分かったので、AndroPlusさんにはそのうちに報告しようとは思います。)

HyperOSのグローバル版では、豊富な英数字フォントを選択して変更出来ますが、中国版HyperOSではそれも出来ません。

フォントをどうしたいか?

日本語フォントにはGoogle FontsのShippori Mincho B1を使う↓
2024-06-14 (2).png

英数字フォントにはHyperOSグローバル版にあるEndlessRoadを使う↓
2024-06-14.png

なのでroot化した特権を利用して、RootExplorerでシステム内を探索してその背景を調査しました。

そしてその解決方法を見つけたので、その内容を投稿します。

前提条件としては、

・ブートローダーをアンロックしている
・HyperOS V1.0.Xのfastboot版をROM焼きしている
・Magiskでroot化している
・Magiskモジュールmagisk-module-koruri-font.zipから日本語フォントを変更している

要はどうすれば英数字フォントを変更出来るか?

テーマアプリの使用する英数字フォントを置き換えることで解決できます。

milanpro.jpg
/product/media/themeにあるMILanProVF.mtzの中のフォントをを置き換えます。

まずこの.mtzというファイルについて説明すると、MIUI Theme Zipの略称と思われ中身はフォントファイルを含むテーマモジュールと理解しましょう。なので拡張子をzipにして解凍すれば中身を確認出来ます。↓

2024-06-14 (3).png
MILanProVFを解凍した内容

このfontsフォルダにRoboto-Regular.ttfという名の「MI LAN Pro VF Thin」フォントがあります。
このRoboto-Regular.ttfの中身をEndlessRoadフォントに置き換えました。

それとdescription.xmlのファイルの最後のタイトルのロケールを以下のように変更しました。

<title locale="ja_JP"><![CDATA[小米兰亭Pro]]></title>

そして、元のようにzip圧縮してmtzファイルにしました。

これを/product/media/themeの中のものと置換えます。

使用したMagiskモジュールは以下のものです。↓

s-2024-06-06.jpg

右上のコードボタンからZIPファイルでダウンロードしました。

ファイル名は「magisk-custom-sounds-master.zip」で、これを解凍しました。↓

s-2024-06-06 (2).jpg

このcustomize.shの中身の一部を変更しました。

mkdir -p $MODPATH/product/media/theme/
mkdir -p $MODPATH/system/product/media/theme/
for file in $(find /sdcard/ThemeFont/*); do
cp -rf $file $MODPATH/product/media/theme/
cp -rf $file $MODPATH/system/product/media/theme/
ui_print "- Copied $(basename $file)"
done
ui_print

フォントファイルの所在が/product/media/theme/で、/sdcard/ThemeFont/にMILanProVF.mtzに置くことにしました。

それとmodule.propファイルの先頭を以下のように変更しました。↓

id=Custom_Theme_Font
name=Custom Theme Font

Magiskからモジュールをインストールすれば準備完了です。

最後にフォント設定を変更して完了です。↓

lanpro.jpg

思った通りの表示になりました。↓(^^)v

device.jpg
英数字がEndlessRoadフォントになりました

ただし、時間経過とともにMiSansに戻される場合がある点は要注意です。(^^;
(この問題はあるアプリを無効化すれば解決しそうなことも分かりました。)

もし、Xiaomi Pad 5 Pro 5Gのフォントを変更したい人は挑戦してみるのも良いでしょう。

以上、参考まで。
posted by 気持は30代 at 11:57| 山口 ☀| Comment(0) | Pad5Pro5G | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年06月11日

Xiaomi Pad 5 Pro 5G HyperOSよりもMIUIの方が使い易い!?

Xiaomi Pad 5 Pro 5GにHyperOSが公開されて以降、我慢してHyperOSを使ってきましたが我慢の限界を超えたのでMIUI14に戻すことにしました。

そう思ったのは、↓

・フォント変更が思うようにいかない
 AndroPlusさんが公開されているMagiskモジュールのフォントを自分の好みのフォントに置き換えて使っても英数字がMiSansフォント意外に変更出来ない
 これはXiaomi Pad 5 Pro 5Gだけの問題で、magisk-module-koruri-font.zipChina版HyperOS自体に対応できていないことが原因のようです。
 この件は別途AndroPlusさんに相談予定です。

・中国版固有の機能が動作する対象が無い
 Poco X6 ProやMi 11 Pronoのグローバル版が中国版の相互接続機能をサポートしていない
 中国版はタブレット画面にスマホ画面をミラーリング機能を搭載していますが、HyperOSのグローバル版がサポートしていないので使いようが有りません。
 Xiami Mi 11 ProもHyperOSのグローバル版にしたので使えない機能になりました。

とりわけ、思うようなフォントにならないことにHyperOSを断念することにしました。

ということで、急遽MIUI14版のfastboot ROMをダウンロードしてROM焼きしました。

スクリーンショット 2024-06-11 072450.png

ファイル名は「enuma_images_V14.0.4.0.TKZCNXM_20230920.0000.00_13.0_cn_ab52a645ef.tgz」。

これを7-Zipで解凍しました。↓

s-2024-06-11.jpg

Pad 5 Pro 5Gをfastbootモードで起動して、fastbootコマンドでROM焼きしました。

無事にダウングレード出来ました。(^^)v↓

s-1718058807118.jpg
デバイス情報

Magiskでroot化して、よく使うモジュールをイントールしました。↓

s-1718058807116.jpg
Magiskモジュール一覧

思ったように、日本語はShippori Mincho B1、英数字はEndlessRoadに変更出来ました。(^^)↓

s-1718059072107.jpg

Xiaomi Pad 5 Pro 5Gは、この状態でしばらく使おうと思います

もうしばらく試行錯誤します。(^^;

以上、参考まで。
posted by 気持は30代 at 07:45| 山口 ☀| Comment(0) | Pad5Pro5G | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年05月23日

Pad 5 Pro 5G OTAアップデートでHyperOS V1.0.3に!?

昨日になってPad 5 Pro 5Gのアップデートが降ってきました。↓

s-1716419026961.jpg

アップデートが完了して再起動すると、Magiskが削除されて日本語環境もフォントも初期化されました。↓

s-17164190269592.jpg
英語になってしまいました

s-17164190269572.jpg
アップデートはセキュリティ更新のみのようです

s-1716419026953.jpg
英語と中国語のみに戻ってしまいました

MagiskでHyperOS V1.0.1のROMからboot.imgを取出して、Magiskでパッチしてfastbootモードからフラシュしました。

再起動すると、Magiskが正常に以前の状態で動作するようになりました。↓

s-1716419026949.jpg

というように、

Magiskでroot化していたのに、アップデートが降ってくるなんて予想していなかったので驚きましたが、何の問題も無くアップデート出来て良かったです。

ベンチマークテストも影響はなく、11インチタブレットとしてもいまだに高性能です。↓

s-1716422041519.jpg
Antutu

s-1716422041517.jpg
Geekbench

今回はセキュリティアップデートのみのようですが、変わらずアップデートを公開してくれるXiaomiには感謝です。

Pad 5 Pro 5Gを持っている人は、更新するのも有ですね。

以上、参考まで。
posted by 気持は30代 at 08:57| 山口 | Comment(0) | Pad5Pro5G | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年05月07日

格安8.4インチタブレットは手放した!?

今年に入ってから8.4インチの格安中華タブレットの「AvidPad A30」と「DOOGEE T20 Mini」に一時期ハマっていましたが、この度手放しました。

8.4インチという絶妙なサイズ感には使い勝手の良さを感じていましたが、やはり性能面での妥協が出来なかったです。

タブレットは他にXiaomi Pad 5 Pro 5Gを持っていますが、やはり高精細・高性能に慣れているとダメでした。

次に買うとしたら、以下の要件を満たしたものにする予定です。↓

・OSはAndroid13以上
・SoCはSnapdragon 870以上の性能
・メモリはDDR4以上
・ストレージはLUFS3.1以上
・メモリは8GB以上
・ストレージは256GB以上
・ディスプレイ解像度は2560x1600以上
・バッテリーは8600mAh以上
・WiFi6対応
・センサーは加速度、重力、ジャイロ、光、地場、回転センサー必須
・GPS対応
・重量は515g以下

ということで、HyperOSを搭載したXiaomi Pad 5 Pro 5Gが最適だったことを再確認しました。(^^;

今流行りのHelio G99搭載タブレットでは当然満足できそうにありませんね。

s-1715070370163.jpg
Antutu性能は80万点は欲しい

s-1715070370160.jpg
Geekbench性能はマルチで3000点は欲しい

s-1715070441485.jpg
HyperOSは欲しい

s-1715072562028.jpg
HyperOS(中国版)ではスマホ画面を共有したり、クリップボードを共有したり出来る

ただそれだけのこと。

posted by 気持は30代 at 17:32| 山口 ☁| Comment(0) | Pad5Pro5G | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年03月25日

Xiaomi HyperOS中国版を日本語化すると快適!?

Xiaomi Pad 5 Pro 5G HyperOS中国版(Android13)にアップグレードしています。↓

s-Screenshot_2024-03-25-14-55-55-511_com.miui.home.jpg
ホーム画面1

s-Screenshot_2024-03-25-14-56-00-211_com.miui.home.jpg
ホーム画面2

昨日までは、「magisk-module-miui-cn2global」で日本語化していました。↓

s-1710653212223.jpg
設定アプリの数か所が日本語に対応していませんでした。

日本語フォント変更の過程で初期化する必要があったので、改めて日本語化モジュールをダウンロードしようとしたら、昨日更新がありました。

最新版[magisk-module-miui-cn2global]はV17にアップデートされていました。↓


s-Screenshot_2024-03-25-19-14-46-108_com.android.settings.jpg
設定画面のほとんどが見事に日本語化されていました。(^^)v

モジュールの詳細情報は下記の記事を見てください。↓


ということで、

Xiaomiの中国版を購入して、日本語化して使いたいという人には最適・快適なモジュールです。

以上、参考まで。
posted by 気持は30代 at 19:50| 山口 ☁| Comment(0) | Pad5Pro5G | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする