カメラ機能についての解説は、ユーザーガイドに簡単に記載されているだけで、具体的記述が少なくて使いこなすには情報が足りないように思います。
なので、もっと詳しくマニュアル的なものを書き留めておきたいと思います。
カメラを素早く起動するには?
スリープ時やロック画面からカメラを素早く起動するには、電源ボタンをダブルクリックします。
ただしこれは設定アプリの「追加設定」をタップして、そこの「ボタンのショートカット」にある「カメラ起動」で「電源ボタンを2回押す」に設定している必要があります。
もう一つは、ボリュームボタンを2回押してカメラを起動するという設定も可能です。
ただしこれは設定アプリから「常時オンディスプレイとロック画面」をタップして、そこにある「カメラ起動」をオンにすることで実現できます。
ロック画面では、右下のカメラアイコンを左にスワイプすることでも素早くカメラを起動できます。
カメラモードは?
カメラを起動したときのデフォルトのカメラモードは「写真」モードです。
シャッターボタンの上のモードメニューを左右にスワイプすると、さまざまなカメラモードに切り替えることができます。
フロントカメラとリアカメラを切り替えるボタンは、右下の表裏カメラ切替ボタンです。
カメラモードしては以下の9種のモードを搭載しています。
@スローモーション
Aショートビデオ
Bビデオ
C写真
D64M
Eポートレート
F夜景
Gパノラマ
Hプロ
それでは順番に見ていきましょう。(^^)/
@スローモーション
スローモーションモードでは、フレームレートを指定して動画を撮影できます。
フレームレートの変更は、960FPSと120FPSと240FPSを画面上部から切替えることが出来ます。
画面上段の左ボタンからフラッシュをオンオフしたり、右上のメニューボタンからグリッド線を表示したりできます。
撮影時間は約3秒みたいでスローモーションキャプチャーは最後の4分の1に開始されます。
これにより作成される動画の再生時間は10秒となっていました。
Aショートビデオ
ショートビデオモードは最大15秒のビデオを撮影できます。
ビデオ画質の変更は、720P(30FPS)、1080P(30FPS)を画面上部から切替えることが出来ます。
15秒の手前でも撮影を終えることが出来ます。
Bビデオ
ビデオモードでは、上段にあるアイコンのように、「動いている被写体を追跡撮影」、「VLOG撮影」、「マクロ撮影」、「ビデオ用の美顔撮影」を排他的に利用できます。
ビデオ画質の変更は、1080P(60FPS)、4K(30FPS)、720P(30FPS)、1080P(30FPS)を画面右上のメニューから切替えることが出来ます。
VLOG撮影では、7種類のシネマティックエフェクトなどが含まれていて、雰囲気のある動画をお手軽に撮影できます。
「Vlog」とはVideo blogの略で、自分の好きなことを文章で表現する一般的なブログの動画版らしいです。
ピンと来なかったので、実際にRhythmというエフェクトで動画を撮ってみました。↓
4シーンからなる動画です
C写真
写真モードでは、上段にあるアイコンのように、「フラッシュ」のオンオフ、「HDR」のオンオフ、「AIモード」のオンオフ、「マクロ撮影」、「フィルター」の選択が利用できます。
ちなみに、HDR とはハイダイナミックレンジ (High Dynamic Range) の略だそうです。
この機能は明るい部分を露光不⾜にして、暗い部分を露出過度にして、複数のショットをから被写体がはっきりと⾒える写真を作るようです。
マクロ撮影では被写体までの距離を約2cmまで近づけることが出来るようです。
フィルターは15種類用意されています。
撮影サイズは、写真という文字の上のボタンで左から「0.6X」(超広角)、「1X」(標準)、「2X」(2倍)の切り替えが可能です。
倍率を任意に変更するには画面をピンチインまたはピンチアウトして調整できますが、2X以上に設定すると画質が低下するでしょう。
撮影形式によって写真の解像度は以下のように変わります
撮影形式 | 写真タイプ | 解像度 |
標準 | 16.1MP | 4624x3472 |
0.6倍(超広角) | 8.0MP | 3264x2448 |
2倍 | 16.1MP | 4624x3472 |
マクロ | 1.9MP | 1600x1200 |
64M | 64.2MP | 9248x6944 |
右上のボタンメニューからは、「カメラフレーム」、「タイマー」、「チルトシフト」、「グリッド線を表示」、「水平器」、「Googleレンズ」、「ドキュメント」の利用が可能です。
これらを簡単に説明すると、
「カメラフレーム」は撮影比率を変更できます。
「タイマー」は3秒と5秒に設定可能です。
「チルトシフト」は円形と平行を設定可能です。
「グリッド線を表示」はグリッドを表示できます。
「水平器」は水平インジケーターを表示できます。
「Googleレンズ」は被写体情報を検索できます。
「ドキュメント」は書類のスキャナーとして利用できます。
ちなみにチルトシフトとは、ピントの合う範囲を円形または平行な部分としてそれ以外をぼかす撮影方法で、画面をダブルタップするとぼかす範囲を反転できます。
歯車アイコンではカメラの設定を変更できます。
透かしがオンになっていると写真モードでは撮影形態が、ポートレートモードでは日付と日時が記録されます。
必要ないと感じる人はオフにすることをお勧めします。
D64M
64Mモードでは、メインカメラ本来の解像度6400万画素(9248x6499)での撮影が可能です。
上段真ん中の3丸アイコンでフィルターを変更できます。
上段右のメニューボタンからはタイマーとグリッド線の表示を設定できます。
Eポートレート
ポートレートモードとは、まるで一眼レフカメラで絞りを開いて撮影したように「背景をぼかす」機能です。
画面上部からAI機能のオンオフとムービーフレームへの切り替えが可能です。
画面上部のメニューボタンから「カメラフレーム」の変更、「タイマー」の設定、「グリッド線を表示」のオンオフが可能です。
F夜景
夜景モードでは、暗い場所でフラッシュや三脚がなくても鮮やかで精細な写真を撮影できます。
夜景モードでは、「1X」というアイコンをタップすることで「2X」に変更できます。
画面上部のメニューボタンからカメラフレームとグリッド線の表示を変更できます。
Gパノラマ
パノラマモードでは、カメラの方向を左右または上下に少しずつずらすだけで連続した180度パノラマ写真を撮影できます。
画面上部のメニューボタンからグリッド線を表示できます。
Hプロ
プロモードは、撮影設定を細かくカスタマイズし、自分好みの写真が撮影できるようにするモードのことです。
プロモードでは、上段にあるアイコンのように、「フラッシュ」のオンオフ、「測光」の設定、「64MP」のオンオフ、「露出」の設定、「フィルター」の選択が利用できます。
カスタマイズ可能なのは「WB」、「F」、「S」、「ISO」、「EV」、「LENS」です。
WB(ホワイトバランス)
F(フォーカス)
S(シャッタースピード)
ISO(ISO感度)
EV(レンズ絞り)
LENS(レンズ選択 MACRO UltraWide Wide)
画面上部のメニューボタンから、「カメラフレーム」、「RAW」、「タイマー」、「グリッド線を表示」、「水平器」を設定できます。
以上がカメラの使い方の基本になります。
ビデオ編集は可能か?
標準搭載のギャラリーを使って、撮影した動画を加工できます。
まずは編集対象のビデオを開きます、
ギャラリーで開いた状態です。
ハサミボタンをタップすると編集画面に入ります。
テンプレート、エディター、フィルター、キャプション、サウンドの各項目について編集できます。
エディターでは、ビデオ部分をタップしてエディターモードに入れます。
エディターモードでは、切り取り、速度変更、リバース(逆転再生)などの編集が可能です。
テンプレートモードでは、テーマに沿った自動編集が可能です。
フィルターモードでは画質タイプを指定して変更できます。
キャプションモードではテキストを追加したり、クレジットを設定できたりします。
サウンドモードではバックグランドミュージックを設定できます。
簡単な紹介ビデオを作成するには、このギャラリーの活用が役に立ちそうです。
Mi Note 10 Liteのカメラ機能とビデオ編集について解説してみました。
マニュアルが無くて困ったという人は参考にしてください。