UserLAndというアプリを使ってDebian環境を構築して、XServer XSDLと連携するという情報は時々見かけますが、接続タイプをXSDLにして直接Debianのデスクトップ環境を呼び出すというものはありませんでしたねぇ。
本日の課題は、この画面の接続タイプをXSDLにするということです。
仕方ないので自分で解決してみました。
その結果は?
UserLAndのこの画面からDebianをタップすると
わざわざXSDLを起動しなくても自動的にこの画面まで来ます。(*´▽`*)
ただ、それだけのこと。
どうやったか?
簡単に書いておきます。
まずは、Debianを接続タイプをSSHとして環境構築しておきましょう。
@ログイン名とパスワードを決めてcontinueで続けて環境構築が一通り終わるとログイン要求されます。
ユーザー名とパスワードを入力して待つ。
これには10分くらいかかります。
Aログインしたら日本語環境とデスクトップ環境を構築します。
#おまじない
sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade
#日本語ロケールに変更
sudo apt-get install locales
sudo apt-get install vim
vim /etc/locale.gen
ja_JP.UTF8のコメントを外す
sudo locale-gen
sudo update-locale LANG=ja_JP.UTF-8
#タイムゾーン変更
sudo dpkg-reconfigure tzdata
6
79
#パッケージのインストール
sudo apt-get install task-japanese fonts-vlgothic
sudo apt-get install lxde task-lxde-desktop pulseaudio
これには30分程度かかります。
BXSDLと接続できるようにします。
#起動スクリプト作成
vim ./execx
export LANG=ja_JP.UTF-8
export DISPLAY=:0
export PULSE_SERVER=tcp:127.0.0.1:4712
startlxde&
chmod +x ./execx
起動は./execx
これでXSDLが起動していればデスクトップ環境には入れますが自動でXSDLまでは起動してくれません。
なので、
接続タイプをXSDLとして動作できるように設定します。
どのファイルをどういう風に設定するか?
XSDL接続で呼び出されるのは、「/support/startXSDLServer.sh」でそこから「/support/startXSDLServerStep2.sh」を呼び出してデスクトップ環境に入ります。
/support/startXSDLServer.sh これは変更しなくてよいでしょう。
#! /bin/bash if [[ -z "${INITIAL_USERNAME}" ]]; then INITIAL_USERNAME="user" fi su $INITIAL_USERNAME -c /support/startXSDLServerStep2.sh |
/support/startXSDLServerStep2.sh 一部変更しています。
#! /bin/bash if [[ -z "${DISPLAY}" ]]; then DISPLAY=:4721 fi if [[ -z "${PULSE_SERVER}" ]]; then PULSE_SERVER=localhost:4721 fi if [[ -z "${INITIAL_USERNAME}" ]]; then INITIAL_USERNAME="user" fi if [ ! -f /home/$INITIAL_USERNAME/.xinitrc ]; then # echo '/usr/bin/twm' > /home/$INITIAL_USERNAME/.xinitrc echo '/usr/bin/openbox-lxde' > /home/$INITIAL_USERNAME/.xinitrc fi if [ ! -x /home/$INITIAL_USERNAME/.xinitrc ]; then chmod +x /home/$INITIAL_USERNAME/.xinitrc fi /home/$INITIAL_USERNAME/.xinitrc & echo $! > /tmp/xsdl.pidfile
while [ ! -f /tmp/xsdl.pidfile ] do sleep 1 done
#xterm -geometry 80x24+0+0 -e /bin/bash --login & export LANG=ja_JP.UTF-8 setxkbmap -model pc105 -layout jp,us startlxde& lxterminal& |
赤の部分はコメントアウトしました。青の部分を追加しました。
・SSH接続の時にはウィンドウマネージャーがopenbox-lxdeなのに、twmは嫌だったので変更
・export LANG部分は日本語指定
・setxkbmap部分はキーボードマップ変更(Appleキーボードを使うため)
・startlxde&でXSDLを呼び出します。
・lxterminal&は単によく使うターミナルを起動しています。
以上、参考まで。
posted by 気持は30代 at 15:56| 山口 ☁|
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