2020年12月15日

Rampage IV ExtremeはMODBIOSとM.2-PCIE拡張ボードでSSDが爆速になる!?

ASUSのマザーボード「Rampage IV Extreme」はX79 Expressチップセットを搭載していて、発売当時(2011年末?)は高級マザーボードでしたが、その時代では当然のようにNVMeのSSDには対応していませんでした。

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ASUSサイトから拝借しました。

なので、今までは「Samsung 860 EVO 500GB」を使っていました。

この製品は「Samsung Magician」というメーカー提供のソフトウェアを使えば、NVMe並みのスピードアップを図れるわけですが、ベンチマークソフトによってはその効果が無いものもあって不満がありました。

CrystalDiskMarkの数値は?

2020-12-09.png

ということで、「玄人志向 STANDARDシリーズ PCI-Express x4接続 M.2スロット増設インターフェースボード M.2-PCIE」を使って、本当の意味でのNVMeのSSDを搭載しようと考えました。

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標準のBIOS(4901)では、Windows起動後にドライブとしては使えるものの、起動ドライブとしては使えないという現状がありました。

過去にも一度NVMe化に挑戦したことがありますが、その時はSSDそのものを壊してしまいコスト的な問題で断念しましたが、今ではSSDそのものの価格も当時とは比べ物にならないくらい安くなったので、改めて挑戦することにしました。

やることは?

@最新BIOSとBIOS変更ツールと変更データを入手してMODBIOSを作成する
AMODBIOSで既存のBIOSを書き換える
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 BIOS更新ボタンで簡単に書き換えできます。
BNVMe SSDを搭載して動作を確認する

ただそれだけです。

詳細な手順については、脳筋な[SE]シーヴァさんという方がTwitterで「NVMe非対応環境へのNVMeドライブ組込手順」を発表されているので省きますが、あたしは全くその通りに実行して何の問題も発生せずにMODBIOSに更新できました。

脳筋な[SE]シーヴァさんに感謝です。m(__)m

結果的には、Windows10のインストールメディアからも認識してインストール出来たし、再起動後はNVMeからWindows10が起動するようになりました。

CrystalDiskInfo
2020-12-15 (4).png

構成は以下の通りです。

・CPU:Core i7-4930K
・Mother:ASUS Rampage W Extreme
 BIOSはバージョン4901にNVMe処理を追加したMODBIOS
・Memory Nanya DDR3-12800 32GB
・GPU:NVDIA GeForce GTX 1060
・SSD:KLEVV SSD 256GB M.2 Type2280 PCIe3×4 NVMe

気になるCrytalDiskMarkの結果は?

2020-12-15 (5).png

確かにメーカーの公称値(最大読込速度:1,950MB/s 、最大書込み速度:1,250MB/s)に近い値を叩き出しました。

Windowsの性能を評価するWindows Score Shereでは?

2020-12-15 (1).png

こんな8.8という数値は初体験で、ワンランク上のグラフィックボードが欲しくなりました。

そのほかのスペックやベンチマークの情報を張り付けておきます。

PerformanceTest 10.0
2020-12-15 (2).png

Super PI
2020-12-15.png

FF14
2020-12-15 (12).png

ということで、NVMe非対応なマザーボード「Rampage IV Extreme」で、NVMeのM.2 SSDを使用して起動まで成功したので、その性能を計測して書き留めておきました。

以上、参考まで。
posted by 気持は30代 at 11:23| 山口 ☁| Comment(0) | R4E(Rampage4Extreme) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月10日

インテル第四世代のCorei7-4930Kの自作PCはまだまだ現役!?

しばらく放置していた2017年に組上げた中古部品の寄せ集めPCですが、久しぶりに分解清掃と電池交換とBIOS設定の見直しをやってみました。
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ケースはGTUNEというマウスのブランドですが、基本的に中身は自作PCです。
構成としては、以下の通りです。
・CPU:Core i7-4930K
・Mother:ASUS Rampage W Extreme
・Memory Nanya DDR3-12800 32GB
・GPU:NVDIA GeForce GTX-1060
・SSD:Samsung 860 EVO 500GB
CPU-Z
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2020-12-11 (2).png
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CrystalDiskinfo
2020-12-11 (5).png
どう設定したか?
せっかくの倍率変更可能なCPUなのでマザーボードの設定やユーティリティーを見直して、最高性能を叩き出すように設定変更してみました。
設定変更の重要点は以下の通りです。
@BIOSのメモリ設定をProfile2に変更する。
ACPUの最高動作倍率を3.9倍から4.5倍に変更する。
BSSDの高速化ツールを使う。
では、順に説明します。
@BIOSのメモリ設定をProfile2に変更する。
 ASUSのRAMPAGE W Extremはメモリ設定を変更できるので、メモリの持つ最高性能設定に変更してみました。
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 所謂オーバークロックのプロファイルを選択しました。
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ACPUの最高動作倍率を3.9倍から4.5倍に変更する。
 Intel Extrem Tuning Utilityを使って、ターボ・ブースト時の最大周波数を3.9GHzから最高4.5GHzに変更しました。
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 簡易水冷のクーラーもあって動作は問題ないです。
BSSDの高速化ツールを使う。
 Samsungの提供しているMagicianというユーティリティを使って、RAPIDモードにすることでパフォーマンスが劇的に向上します。
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 このモードを使わないときのCrystal Diskmark
 2020-12-09.png
 Rapidモードにすると
 2020-12-09 (2).png 
 M.2のNVMeにも負けない数値で驚きです。
リフレッシュしたベンチマーク結果は以下の通りです。
Super PI
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Super PIの104万桁で8秒は優秀でしょう。
Windows Score Share
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Windows Score Shareでこの値は良いでしょう。
CINEBENCH R20
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CINEBENCH R20のマルチスコアーは2501でした。
Passmark
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それなりに良いスコアーでと思います。
FF14
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FF14ベンチのフルHD・標準品質では非常に快適という判定です。
FF15
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フルHDの標準品質でやや快適となりました。
ということで、インテル第4世代時の高性能CPUで組上げたPCでも、まだまだ十分に現役で使えることが証明されたかと思います。
ただそれだけのこと。
posted by 気持は30代 at 21:15| 山口 ☁| Comment(0) | R4E(Rampage4Extreme) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月06日

第4世代の高性能CPU搭載機も今となっては並みの性能なのか?

本日はグラフィックボード「GTX 960」から、中古価格がこなれて来てコストパフォーマンスの非常に良くなった「GTX 1060」に換装しました。

まぁ普通にお金をかけるのであれば、もっと高性能・高価格のものが主流になっていますが、第4世代のCore i7搭載機に装着するには、1.5万円程度で買えるようになった「GTX 1060」が最適だと判断しました。

最近はゲームも高スペックを要求するようで、「Final Fantasy XV」でベンチマークを実行してみると、「普通」なんて言われてしまいました。

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普段ゲームは全くやらないんですが、ベンチマークソフトに「普通」などと言われるとちょっと残念な気がしました。(*´ω`)

それで「GTX 1060」に換装して結果はどうなったか?

結果は、「普通」から「やや快適」に格上げしてくれました。(^^)v

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ちなみに、「Final Fantasy XIV漆黒のヴィランズ ベンチマーク」では、

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非常に快適という評価でした。

どういうスペックのマシンになったかは以下の通りです。

Speccyで見てみました。(^^)↓

speccy.png

PerformanceTest 10での結果は↓

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多少はオーバークロックしていますが、CPUスコア的には第4世代の「Intel Core i7-4930K」が第9世代の「Intel Core i5-9600」を超えているので、まだまだゲーミングパソコンとしてはぎりぎりセーフかと思いました。

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ハイエンドCPUのスコアはこちら

めでたし、めでたし。


posted by 気持は30代 at 17:34| 山口 ☁| Comment(0) | R4E(Rampage4Extreme) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月05日

YouTubeで動画再生ができない場合の対処法!?

2013年頃に買ったマザーボード「Rampage W Extreme」(メーカーサイトはこちら)にCore i7-4930Kと32GBのRAMを載せたマシンを、Windows 10 1909をクリーンインストールして2004にアップグレードしました。

2020-06-05 (4).png

というのも使い回した1909を2004にアップデートしたら、画面が真っ黒になって操作できなくなったから。

それに1909をクリーンインストールしたものをすぐに2004にアップデートしたらうまく行くか?、ということを確認してみたかったからなのでした。

結果はオーライ!でした。

これで映像的な問題は解決しました。

ところが、YouTube動画を再生する場面になると、砂時計が表示され、全く再生が進みません。

再起動したら、1回くらいは数秒して再生できる場合もあるみたいな感じでした。

それだけでなくVLCなどの動画の再生でも、開始直後に数秒再生が止まるという現象がありました。

これをどう解決したかが本日のトピックです。

問題は、サウンドカードのドライバーを変更したら解決しました。

うちで使っているのは、「Sound Blaster Digital Music SX」という外付けのUSBサウンドデバイスなんですが、Windowsがインストールしてくれたドライバーでも音はしっかり鳴っていたんですが、汎用デバイスドライバー故に問題があったようです。

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なので、メーカー製(CREATIVE)の「SoundBlaster Digital Music SX」のWindows 7ドライバ(ハードが古くてWindows10用ドライバを見つけられませんでした)をインストールしました。

で、YouTube動画を再生してびっくりしました。(@_@)

起動と同時に瞬時に再生されました。(^^)/

と同時に4K動画もプレイヤーによってはかくついていた問題も解消されました。

ということで、

YouTubeの動画の再生ができないとか、ビデオの開始時にコマ飛びやかくつきがある場合は、サウンドカードに適したメーカー製のドライバーに変えてみると問題が解決する場合もあるようです。

以上、参考まで。


posted by 気持は30代 at 16:33| 山口 | Comment(0) | R4E(Rampage4Extreme) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月12日

CPUベンチマークPassmarkのCPUスコアに関する新常識!?

CPUの性能指標としてのPassmarkのCPUスコアは、パソコンやサーバー選択の指標として使って来たんですけど、久しぶりに確認してみると驚きの事実が判明しました。

ベンチマークソフトとしてはちょっと前までは「Performanetest v9」を使っていたんですけど、今ダウンローすると「Performancetest V10」になっていて、CPUスコアが大きく変化していることに気づきました。

i7-4930KのCPUスコアが下がった!?(@_@)

その理由としては、高性能CPU(8コア以上のメニーコア)の登場によってスコア値の見直しが行われたことが原因だと推測されます。

Performancetestのダウンロードはこちらから。

本日現在最新のPassmark(v10)のCPUスコアで、ハイエンドCPUチャートの上位は以下の通りです。

Screenshot_20200512-175518_Chrome.jpg
トップはインテルじゃないの!?(@_@)

2013年のハイエンドCPUだったCore i7-4930Kの現在のスコアは以下の通りです。

Screenshot_20200512-175553_Chrome.jpg
トップとの差は約7万点!?(*´ω`)

如何に高性能なCPUが登場してきたかが良く分かります。

それはそれで良いののですが、自社開発のソフトウェアに対して推奨CPUをPassmarkのCPUスコアとして提示していたとしたら、基準の見直しが必要ですね。

ちなみにPerformancetest v9でのCire i7-4930Kの計測結果は以下の通りです。

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CPUスコアは13132という時代が懐かしい。

そしてPerformancetest v10でのCore i7-4930Kの計測結果は以下の通りです。

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CPUスコアで1万点いかない。

なんか寂しい気分になりました。(*´ω`*)

まぁ考察としては、

個人利用レベルではCPUスコアは1万点もあれば快適なので、それ以上効果を期待できるのはビデオエンコードなどの専門的作業の時間短縮にどこまでコストを掛けられるかではないかということだと思います。

最新のPassmarkのハイエンドCPUのスコアの確認はこちらから。

以上、参考まで。

posted by 気持は30代 at 18:46| 山口 ☁| Comment(0) | R4E(Rampage4Extreme) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする