2025年05月09日

鬼コスパなミニPC NiPoGi E3B-7430Uを開封レビュー!?

最近、中国のミニPCブランド「NiPoGi」が注目を集めています。
NiPoGIはコンパクトサイズに対して優れた性能を発揮するミニPC「NiPoGi E3B」を販売しています。
CPUにAMD Ryzen 7 5700UまたはRyzen 7 5825UまたはRyzen 5 7430Uを内蔵していて、一般的なPC作業は難なくこなせる性能を備えていて、最低16GB DDR4メモリおよび512GB SSDを備えたうえで3万円台前半からのリーズナブルな価格を実現しています。↓

スクリーンショット 2025-05-08 124652.png
NiPoGi E3B-7430U タイミングによっては34,800円くらいで購入できます

NiPoGi E3B-7430Uのスペックは以下の通りです。

ブランドNiPoGi
型名NiPoGi E3B
OSWindows 11 Pro
CPUAMD Ryzen 5 7430U (CPU Markスコアはマルチ 17058
シングル 3102)
グラフィックスAMD Radeon Graphics
メモリ(RAM)16GB DDR4 3200※最大64GBへの拡張可能
ストレージ(ROM)512GB M.2 2280 SATA SSD
拡張用スロットPCIe 3.0 M.2 2280 ※最大2TBの拡張可能
対応通信規格Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、RJ45 有線LAN
インターフェース【正面】
・電源ボタン
・3.5mmオーディオジャック
・USB Type-A 3.2 Gen 2 ×2
・USB Type-C (4K@60Hz, PD出力)
【背面】
・ケンジントンロック穴
・USB Type-A 3.2 Gen 1 ×4
・RJ45 LANポート
・DP(ディスプレイポート)1.4
・DC電源ポート
・HDMI 2.0
本体サイズ12.8×12.8×4.13cm
本体重量
約541g

本日は自腹購入したE3B-7430Uを開封レビューします。

パッケージは実にシンプルで、派手さが無くミニPCとは思えない粗品感です。↓

写真
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パッケージ表

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パッケージ裏

同梱品は以下の通りです。↓

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本体、電源アダプタ、電源コード、ブラケット、ネジ類、説明書

外観を見ていきましょう。

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上面

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正面

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右側面

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背面

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左側面

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底面

では電源を入れて、初期セットアップです。

ネットにつながずローカルアカウントでセットアップします。↓

1.OS初期起動のユーザー作成時にインターネットを切断しておきます。

2.Shift+F10を押してコマンドプロントを開きます。

3.コマンドプロントに”cd oobe”と入れてエンターキーを押します。

4.続けてコマンドプロントに"BypassNRO.cmd"と入れてエンターキーを押します。

5.これで再起動されるので、引き続きユーザー設定を進めていく。

6.インターネット接続を要求される時があるので、その時にインターネット回線を切断します。

その後”インターネットに接続していません”を選択します


するとローカルアカウントに必要な情報(ユーザー名、パスワード等)を求められるので入力します。

これでローカルアカウントを作成することができます。


コマンドプロンプトから「slmgr /dli」でライセンス形態を確認します。

スクリーンショット 2025-05-08 184120.png
ハズレを引いてしまいましたね。
ネットでレビューされているものは、メーカー提供品だからOEM版なのね。
メーカーから直接またはアマゾンで購入してメーカーに連絡して対処しましょう。

ネットにつないでアップデートを実行します。

Windows Updateは、1時間程度掛かるのでそのつもりでやりましょう。

メモリとストレージを確認します。

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メモリは16GB1枚でシングル動作でした

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ストレージはSATAの512GBでした

各種ベンチマークソフトを実行します。

2025-05-08 (8).png
CrystalDiskMark

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MaxMemm

2025-05-08 (6).png
PerformanceTest

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Antutu

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GeekBench6

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ドラゴンクエスト

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FF14

2025-05-08 (21).png
FF15

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Cinebench R15

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Cinebench R23

最期に底面のネジを外して内部を見て、拡張性について確認します。

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メモリは16GBが1枚、M.2 SATA SSD 512GB

メモリは増設可能だし、NVMeのSSDも追加できますね。
次の投稿では、メモリ32GB化とNVMe SSD 1TBからの起動を予定しています。

ということで、初めて使ってみて良かった点とイマイチな点を書いておきます。

良かった点
・ミドルレンジクラスの快適な性能
・USBを6ポート搭載など豊富なインターフェース
・3.4万円という鬼コスパ

イマイチな点
・Windowsライセンスがボリュームライセンス
・グラフィックスメモリ量512MBが変えられない
・メモリがシングルチャネル
・ストレージがSATA
・USB Type-Cポートが1つ
・SSDスロットは追加部分のみNVMeを認識、SATAをNVMeに換装は認識しない

開封レビューをまとめると、

よくAlder Lake-N150のミニPCがコスパ最高などと無責任なレビューをする人がいますが、CPU Mark値がマルチ5535、シングル1912程度では使えはしても快適に使える訳がないです。それに比べて、プラス1万円するだけで快適に使えるNiPoGi E3B-7430Uこそ、真の鬼コスパなミニPCと言えるでしょう。

ミニPCの購入を考える人で、コストを抑えたい人にお薦めです。

以上、参考まで。
posted by 気持は30代 at 10:42| 山口 | Comment(0) | NiPoGiE3B | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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