Xiaomi Pad 5 Pro 5Gは中国版のみで、基本的には英語または中国語での利用に制限されています。
BLU(BootLoader Unlock)をしなり限り日本語で利用するには、MoreLocale 2というアプリを利用することになりますが、設定メニューなどのシステム部分は日本語化されないので、イマイチ使い勝手が良くありません。
なのでここではBLUして、Magiskでroot化しての日本語化ならびにシステムフォントをさわらび明朝に変更する詳細を解説します。
基本的な流れは以下の通りです。
@USBドライバーのインストール
AADBandFastbootツールのインストール
BBLU
CMagiskのインストール
DMagiskによる日本語化モジュールのインストール
EMagiskでシステムフォントをさわらび明朝に変更する
AADBandFastbootツールのインストール
BBLU
CMagiskのインストール
DMagiskによる日本語化モジュールのインストール
EMagiskでシステムフォントをさわらび明朝に変更する
それでは、作業開始です。
@USBドライバーのインストール
Pad 5 Pro 5GをPCに接続するには適切なUSBドライバーが必要です。
Pad 5 Pro 5GのUSBドライバーのダウンロードはこちら。
ダウンロードした「Qualcomm_USB_Driver_v1.0.zip」を解凍して、「Qualcomm USB Driver v1.0.exe」をダブルクリックしてインストールします。
念のためにPCを再起動して、USBケーブルでPad 5 Pro 5Gと接続してファイル転送モードになることを確認して、ドライバーのインストールは完了です。
AADBandFastbootツールのインストール
PCと接続してブートローダーに移行したり、ブートイメージをフラッシュするにはADBandFastbootコマンドを使用できるように準備する必要があります。
ASBandFastbootツールのダウンロードはこちら。
ダウンロードした「Minimal_ADB_Fastboot_v1.4.3.zip」を解凍して、「Minimal ADB Fastboot v1.4.3.exe」をダブルクリックしてインすロールします。
インストールを完了するとデスクトップに「Minimal ADB and Fastboot」のショートカットが作成されて完了です。
BBLU
PCと接続してブートイメージをフラッシュするにはアンロックツールを使ってブートローダーをアンロックする必要があります。
アンロックツールのダウンロードはこちら。
ダウンロードした「miflash_unlock-en-6.5.224.28.zip」を解凍して、「miflash_unlock.exe」を実行しようとすると新バージョンがあると言われるので「miflash_unlock_en_7.6.602.42.zip」をダウンロードして解凍して「miflash_unlock.exe」を実行します。
Miアカウントでログインします。
Agreeで進めます。
PCと接続して、fastbootモードにします。
ここで「fastboot device」とコマンドを発行しても反応のない場合は、ここから「fastboot driver」をダウンロード、解凍して「android_winusb.inf」というファイルを右クリックして「インストール」すれば認識します。
認識したら、アンロック作業を続けます。
Unlockをクリックします。
Unlock anywayをクリックします。
Unlock anywayをクリックします。
ただし初めてアンロックしようとすると、168時間待つように告げられて失敗するので、1週間後に再度挑戦することになります。
以上でブートローダーのアンロックは完了です。
再起動後は初期化されているので、言語をEnglishにしてセットアップします。
CMagiskのインストール
Magiskサイトから「Magisk-v26.1.apk」をダウンロードしてインストールします。
「Magisk-v26.1.apk」をダウンロードして、Pad 5 Pro 5Gの内部ストレージのDownloadフォルダに入れて、File Managerからインストールします。
boot.imgにMagiskでパッチを当てるために、あらかじめPad 5 Pro 5Gの対応するROMをダウンロードします。
これを7-Zipなどで解凍して、imagesフォルダにあるboot.imgをPad 5 Pro 5Gの内部ストレージにコピーしておきます。
それではMagiskを起動して、boot.imgにパッチを当てます。
Magiskの右のインストールをタップします。
「Select and patch a File」をタップします。
「boot.img」をタップします。
「Let’s GO」をタップします。
以上でMagisk用のブートイメージが作成されます。
パッチの当たったファイル「magisk_patched-26100_6Ryc6.img」をPCに転送してrom焼きします。
rom焼きの準備のために、開発者向けオプションを有効にします。
「MIUI version」部分を何度もタップして「開発者向けオプション」を有効にして、「USBデバッグ」を有効にしました。
PCと接続してfastbootモードにして、パッチしたファイル「magisk_patched-26100_6Ryc6.img」をフラシュしました。
adb devices
adb reboot bootloader
fastboot devices
fastboot flash boot magisk_patched-26100_6Ryc6.img
fastboot reboot
再起動するとmagiskのインストールは完了です。
DMagiskによる日本語化モジュールのインストール
サイトの「GitHubでダウンロード」から日本語化モジュール「magisk-module-miui-cn2global.zip」をダウンロードして、内部ストレージのDownloadに入れておきます。
ここから日本語化モジュールのインストールです。
右下のmodulesをタップしてインストールしました。
ストレージからインストールをタップして進めます。
Downloadフォルダに置いた「magisk-module-miui-cn2global.zip」をタップします。
OKをタップします。
以上で日本語化モジュールのインストールは完了なのでリブートをタップします。
再起動すると言語設定に日本語が現れるので、選択して日本語化は完了です。
設定メニューのほとんども日本語で利用可能になりました。
EMagiskでシステムフォントをさわらび明朝に変更する
下記サイトを参照して、「magisk-module-koruri-font.zip」をダウンロードします。
このファイルは、日本語フォントを丸みを帯びた Koruriに置き換える Magisk モジュールです。
ダウンロードファイルを解凍するとフォントファイルがあります。
あたしの好みは明朝体なので、system/fontsのKoruriフォント5個を、同じ名前にした「さわらび明朝」フォントに置き換えて、それ以外を同じ名前にした「Noto Serif」フォントに置き換えました。
さわらび明朝体のダウンロードはこちら。
これらを元通りにZIP圧縮して、「magisk-module-sawarabi-font.zip」という名前にしました。
後はこのファイルをPad 5 Pro 5Gの内部ストレージのDownloadフォルダに転送して、モジュールをインストールすれば再起動後にさわらび明朝がシステムフォントに置き換わります。
右下のmodulesをタップしてインストールしました。
ストレージからインストールをタップして進めます。
Downloadフォルダに置いた「magisk-module-sawarabi-font.zip」をタップします。
OKをタップします。
以上でシステムフォントの変更は完了なのでリブートをタップします。
再起動すると、システムフォントがさわらび明朝になります。↓
これでブートローダーのアンロックから日本語化とシステムフォントの変更は完了です。
ロケールがしっかり日本語になって、システムフォントもさわらび明朝になって、待ち望んだタブレットの出来上がりです。
Xiaomi Pad 5 Pro 5Gを持っている人は参考にしてください。
以上、参考まで。