2016年09月02日

CPUの性能は世代が変われど進化は微妙!?

PCを自作したことのある人なら、その時々で最新のパーツを購入して最高のマシンを組み上げることに喜びを感じていることでしょう。

金銭的にそれが出来る人は本当に羨ましい限りです。

あたしの場合は最新のパーツを買うなんて宝くじでも当たらないと出来ないし、宝くじすら買っていないので将来的にも最新パーツを揃えることは望み薄でしょう。

なので中古パーツで如何に高性能なマシンを構築するかに注力してきました。

そしてやっと仕上がったマシンは、「ひと昔前のハイエンド機」というコンセプト。

6コア12スレッドのCPU、DDR3-1600のトリプルチャンネルメモリ、SSDの起動ドライブ、GeForce GTX660のクラフィックボード。

Windows 7 Pro x64のエクスペリエンスインデックスでは満点に近い仕上がりで、快適に使用できるマシンになりました。

2016-09-01-GEMW3680.png

ひととおり自作マシンにお金を掛けられなくなってみると、暇になって最新パーツの仕様なんかをチェックしていたところです。

で、気づいてしまったのが...

CPU性能はここ最近を見ても思う程進化はしていないということ!。

コンシューマー市場向けのハイエンドCPUのCore i7の世代と代表CPUの性能をまとめてみた結果が以下の表です。

世代代表CPUプロセスコア(スレッド)動作周波数最大周波数TDPシングル性能マルチコア性能
Nehalem        
 W367032nm6(12)3.2GHz3.46GHz130W14148466
 W368032nm6(12)3.33GHz3.6GHz130W15279315
 i7-96032nm4(8)3.33GHz3.6GHz130W13865907
 i7-980X32nm6(12)3.33GHz3.6GHz130W14528963
 i7-990X32nm6(12)3.46GHz3.73GHz130W15079235
Sandy Bridge        
 i7-3970X32nm6(12)3.5GHz4GHz150W199312660
 i7-2700K32nm4(8)3.5GHz3.9GHz95W20108805
Ivy Bridge        
 i7-4960X22nm6(12)3.6GHz4GHz130W207113891
 i7-3770K22nm4(8)3.5GHz3.9GHz77W20859560
Haswell        
 i7-5960X22nm8(16)3GHz3.5GHz140W198715976
 i7-4770K22nm4(8)3.5GHz3.9GHz84W225610130
Broadwell        
 i7-6950X14nm10(20)3GHz3.5GHz140W211220023
 i7-6800K14nm6(12)3.4GHz3.6GHz140W202213547
Skylake        
 i7-6700K14nm4(8)4GHz4.2GHz91W233310989

プロセスルールが縮小されて消費電力的にはかなり進化しているようですが、コアあたりの性能という観点ではSandyBridge以降はわずかな性能アップとしか見えないんです。

とくに4コア8スレッドで見てみると...

SandyBridgeのi7-2700KとSkylakeのi7-6700Kのシングルコア性能比は16%、マルチコア性能比は24%の向上ですが、i7-2700Kを4GHzの周波数で動作させると進化しているかは微妙な限りですよね。

実際あたしのXeon W3680は3.86GHzの動作ですが、最新の4コア8スレッドのものと同じレベルのスコアはたたき出してくれますから数年経っても性能向上はわずかと感じます。

であれば、

中古パーツの自作としてお勧めなのは...

SandyBridgeとIvyBridgeに対応したマザーボード(Socket2011)で今は1万5千円程度で入手可能なi7-3970Xで組み上げるのがコストパフォーマンス的には最も良い選択だと思います。

どうぞお試しあれ!。

posted by 気持は30代 at 10:33| 山口 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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